Mac関連ネタや日常生活の日記、DiabloIIを中心としたゲームの話題、映画や本・コミック、そしてスポーツなど、思いついたままあれこれと書いてみるブログです。
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初めて読んでから早くも2年が経ちました。
「たかじんのそこまで言って委員会」に著者の武田邦彦が出演した番組を偶然見かけて、あまりのインパクトに慌てて買い求め(とはいえ番組放送直後にあらゆる書店で在庫がなくなり、入手するのにかなりの時間が必要でしたが)、非常に考えさせられる本でした。
ここでもぜひ紹介したいとは思っていたのですが、本の扱うテーマが「真剣に取り組むべき問題」であり「事態は先行き確実且つ深刻」であり、更に原因を追求していくと、マスコミの腐った報道姿勢、行き当たりばったりで今後の日本をどのようにしていくのかというビジョンが全く見えてこない政策問題にも及ぶため、正直かなり「重かった」ので敢えて目をつぶってきました。
先日の解散総選挙を受け、それに伴うマニフェスト・予算案・公約などを耳にするようになり、頭の片隅にこの問題を改めて留めて置くべきと思い、投稿しておきます。
さて、本の内容といえば当然読んだ方自身で判断するべき問題だと思っています。
だから私なりに、筆者の主張であり特にインパクトに残った言葉・文章をそのままここに転載させて頂いて御一考いただければと思います。
151p.から
地球温暖化はどの程度危険なのか
地球が温暖化すると本当に深刻な問題に発展するかどうかという問いに戻って考えてみよう。
まずは、地球の歴史を振り返ってみる。
地球が誕生した時、地球の大気は2000度と非常に高かった。
しかし、徐々に冷えてきて30億年も経つと生物が大いに繁栄するようになり、地質学で言う「古生代」が訪れる。この時の地球の平均気温はだいたい35度ぐらいだったと推定されている。現在の地球の気温は平均15度だから、古生代は現在の気温より20度ほど高かった。
古生代の時代、生物が繁栄したのは気温が高かったからだとされている。
その後3億5000万年前から2億5000万年前になると地球が急激に冷えて第一氷河時代になる。氷河時代が訪れると多くの生物は絶滅し、化石から見ると、地上に存在していた生物の95%が死に絶えたと推定されている。しかし、その氷河時代の温度は22度で現在より7度も高い。
2億年前になると、気温が上がり始め、25度ぐらいになると恐竜が活躍する「中生代」に入った。それからしばらく地球の気温は安定していて、今から10度ぐらい高い平穏な日々が続いた。恐竜全盛時代の到来である。
そして6700万年前、巨大な隕石がメキシコ湾に落下して恐竜が一気に絶滅した後、現在我々が住んでいる新生代に入る。
新生代に入ると同時に氷河時代になった。隕石の落下と第二氷河時代に入ったことは偶然の一致と言われているが、いずれにしてもまた多くの生物が死に絶えるような寒い時期になったのが現代である。
~中略~
現在、騒がれている地球温暖化というのは現在の15度が、最大で17度になるぐらいだから、語弊を恐れずに言えば、これまで生物が生きてきた地球の気温の変動からみると、たいしたことはない。温度が2度上がるとすべての陸地がなくなってしまうとか、大嵐になるとか、人を驚かすトンデモ説がしょっちゅう出てくるのを聞いていると、今まで長い時間をかけて化石を調べたり大昔の気温を調べたりした学問は何の役に立ってきたのかと思ってしまう。
もともと地球史レベルでは、人間が二酸化炭素を出さなくても地球の気温は10度や20度ぐらいは上がったり下がったりするのが当たり前のことである。これからも、おそらくは気温の上下変動は起こる。それは太陽の活動が周期的に盛んになったり衰えたりすることと地球の回転軸が少し曲がっていることも影響を受ける。
問題は「地球温暖化」そのものにあるのではなく、人間の活動があまりにも急激だから、それによって気候が急激に変わり、それが大きな被害を及ぼすかどうかにかかっている。
その2に続きます。
「たかじんのそこまで言って委員会」に著者の武田邦彦が出演した番組を偶然見かけて、あまりのインパクトに慌てて買い求め(とはいえ番組放送直後にあらゆる書店で在庫がなくなり、入手するのにかなりの時間が必要でしたが)、非常に考えさせられる本でした。
ここでもぜひ紹介したいとは思っていたのですが、本の扱うテーマが「真剣に取り組むべき問題」であり「事態は先行き確実且つ深刻」であり、更に原因を追求していくと、マスコミの腐った報道姿勢、行き当たりばったりで今後の日本をどのようにしていくのかというビジョンが全く見えてこない政策問題にも及ぶため、正直かなり「重かった」ので敢えて目をつぶってきました。
先日の解散総選挙を受け、それに伴うマニフェスト・予算案・公約などを耳にするようになり、頭の片隅にこの問題を改めて留めて置くべきと思い、投稿しておきます。
さて、本の内容といえば当然読んだ方自身で判断するべき問題だと思っています。
だから私なりに、筆者の主張であり特にインパクトに残った言葉・文章をそのままここに転載させて頂いて御一考いただければと思います。
151p.から
地球温暖化はどの程度危険なのか
地球が温暖化すると本当に深刻な問題に発展するかどうかという問いに戻って考えてみよう。
まずは、地球の歴史を振り返ってみる。
地球が誕生した時、地球の大気は2000度と非常に高かった。
しかし、徐々に冷えてきて30億年も経つと生物が大いに繁栄するようになり、地質学で言う「古生代」が訪れる。この時の地球の平均気温はだいたい35度ぐらいだったと推定されている。現在の地球の気温は平均15度だから、古生代は現在の気温より20度ほど高かった。
古生代の時代、生物が繁栄したのは気温が高かったからだとされている。
その後3億5000万年前から2億5000万年前になると地球が急激に冷えて第一氷河時代になる。氷河時代が訪れると多くの生物は絶滅し、化石から見ると、地上に存在していた生物の95%が死に絶えたと推定されている。しかし、その氷河時代の温度は22度で現在より7度も高い。
2億年前になると、気温が上がり始め、25度ぐらいになると恐竜が活躍する「中生代」に入った。それからしばらく地球の気温は安定していて、今から10度ぐらい高い平穏な日々が続いた。恐竜全盛時代の到来である。
そして6700万年前、巨大な隕石がメキシコ湾に落下して恐竜が一気に絶滅した後、現在我々が住んでいる新生代に入る。
新生代に入ると同時に氷河時代になった。隕石の落下と第二氷河時代に入ったことは偶然の一致と言われているが、いずれにしてもまた多くの生物が死に絶えるような寒い時期になったのが現代である。
~中略~
現在、騒がれている地球温暖化というのは現在の15度が、最大で17度になるぐらいだから、語弊を恐れずに言えば、これまで生物が生きてきた地球の気温の変動からみると、たいしたことはない。温度が2度上がるとすべての陸地がなくなってしまうとか、大嵐になるとか、人を驚かすトンデモ説がしょっちゅう出てくるのを聞いていると、今まで長い時間をかけて化石を調べたり大昔の気温を調べたりした学問は何の役に立ってきたのかと思ってしまう。
もともと地球史レベルでは、人間が二酸化炭素を出さなくても地球の気温は10度や20度ぐらいは上がったり下がったりするのが当たり前のことである。これからも、おそらくは気温の上下変動は起こる。それは太陽の活動が周期的に盛んになったり衰えたりすることと地球の回転軸が少し曲がっていることも影響を受ける。
問題は「地球温暖化」そのものにあるのではなく、人間の活動があまりにも急激だから、それによって気候が急激に変わり、それが大きな被害を及ぼすかどうかにかかっている。
その2に続きます。
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自己紹介:
年齢40代の出戻り営業マン
大阪生まれの大阪育ち
PCはMac mini(Mid2010)をSnowLeopardで、自作マシンでXPとW7のマルチブートで使用中
自称「体育会系オタク」
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